売却か賃貸に出すか迷っています。どちらの方が良いですか?
ー これは場合によります。すぐにお金が必要であれば売るほうがいいですし、いずれは子供が住むとか、思い入れがあるから暫くは売りたくないという方もいますので、どちらが得とは言えません。その家庭によって事情が変わると思います。金銭面で言えば、売るより貸すようがトータルではお金が入る場合もあります。しかし、ずっと借り続けてくれるという保証はないです。そして、貸す期間が長くなればなるほど、修繕などをしない限り価値は下がっていきます。賃貸は一種の不労所得でもありますので、年金代わりに利用している方も多いです。
賃貸にすると入居者が希望しない限り、貸し続けないといけませんか?
ー 定期借家契約があります。だいたい2年毎に更新手続きをして、大家さんの都合で更新を拒否することも可能です。
住まいが売れるまで、どれくらいの期間がかかりますか?
ー 時期や物件によります。相場より高ければその分時間がかかります。駅に近い物件など数週間で売れる場合もありますし、不便な場所ですと数ヶ月~数年かかる場合もあります。
机上査定と訪問査定の違いは?また、どちらが良いですか?
ー 外観だけでは家の中の状態は判断出来ませんので、出来うる限り、訪問査定をお願いしております。もちろん、事情によっては机上査定も可能です。
媒介契約は、どんな種類がありますか?
媒介契約には、次の3つの形式があります。
●「一般媒介契約」 依頼者が複数の宅建業者に依頼できる契約
●「専任媒介契約」 依頼者が特定の宅建業者にのみ依頼する契約
●「専属専任媒介契約」 依頼者が、依頼をした特定の宅建業者の探し出した相手方(顧客)以外とは取引ができない契約
一般的には専任媒介契約を採用される方が多いです。
売却価格は途中で変更できますか?
もちろん変更可能です。ただ、お客様からしたら信用出来ないと思われますので、頻繁に変えたり、値段が上がるのはあまりおすすめしていません。
家を売却するとき、仲介業者を通すメリットはなんですか?
ー 不動産はみなさんが考えている以上にとっても複雑な法律や慣習が入り組んでいます。たとえば買った土地が法律的には実は家が建てられなかったり、中古住宅を買ったけど、再建築が出来なかったり、最近ですと土砂災害特別警戒区域に入っていたり、ほとんどの方にとって一生に一度のことなので間違いがあると大変です。インターネットが普及するのと同時に、「不動産業者を省いて仲介手数料を節約しよう」というサービスを何度か見てきましたが結局普及はしていないと思います。それは上記のような事情があるからです。物の値段には意味があるように、仲介手数料にもきちんとした理由があると思いますので、どうか仲介業者を通して安心してください。