その1:価格が重要です

「売主は1円でも高く、買主は1円でも安く買いたい」のが不動産です。
ただし、あまりに相場とかけ離れた金額にすると、当然買いたい人も減り、なかなか売れないことになります。
弊社では査定表をお作りしておりますので、それを参考にして金額を決めてみてください。早く売りたいとお考えでしたら、相場よりお安くすることをおすすめしてします。
駅チカ・築浅といった人気物件以外ですと、値段交渉される可能性が高いので加味して考えてみてください。

その2:小綺麗にしましょう

自分が買う立場になって考えたらヒントがたくさんあると思います。
庭は荒れ放題、家のまわりや倉庫には家財が山と積まれていたり、家の中は雑然としていて、蜘蛛の巣があったり、換気もせずになんとも言えない匂いが充満していますと、「やめとこうかな」と思いませんか?
ピカピカまではいかなくても、換気をして小綺麗にしておくと印象は全然違います。
高梁市のように家財撤去に補助金が下りる自治体もありますので、利用してください。

その3:正直に教えてください

数十年家が建っておりますと色んな所が傷んでくるのが当たり前です。雨漏り、水漏れ、床や壁の痛みなど、普通にあることです。他のも被災、ボヤの火事など。「言いたくないな」「言ったら買う人はいない」などと最初に教えてくれないことがあります。こういったお話は本人が言わなくても、ご近所の方が教えてくれるパターンが結構あります。隠していたことがあとでバレると買主は大きな不信感を持ってしまい、まとまる話もまとまらなくなります。どうか正直に教えて下さい。気にするかどうかは相手次第なので、意外に気にされない方もおられます。

その4:スピードも大事です

家や土地を処分すると金額が大きいのでみんなの意見を聞こうと時間だけがどんどん経ってしまうことがあります。ご存知の通り、日本は人口が減り続け、空き家に至っては800万戸を超えています。売りたい人は増える一方ですが、買いたい人は減り続けています。早く行動すれば売れた物件も時間が絶てば経つほど需要も価値は下がっていきます。あと家については3年が過ぎますと3000万円の特別控除が受けられなくなります。相続物件を先延ばしにしていますと相続できなくなることがあります。これは田舎では本当に多いです。売ることができない物件を未来永劫、管理+固定資産税を払い続けなくてはならなくなります。是非、スピードも大切にしてみてくださいね。

その5:相談は少なめに

旦那さんの実家を売るとか、本家を売る場合はみんなの意見を聞かなくてはと、意見がまとまらず延々と議論をするバターンを何度か見ています。なかには、売買がまとまったのに、ある親戚が反対したために売れなかったということもあります。その場所は、山の中で購入する人なんてまずいないので、本当にがっくりしていました。もちろん意見を聞くことも大切なのですが、聞きすぎるといつまでたっても結論が出ないことが多いです。そういった場合は、売れ残った場合にかかる費用(草刈りなどの管理費、税金、修繕費、相続費用)が未来に渡ってどれだけかかるのかと示すと良いと思います。現実的にいくらかかるのかがわかれば、目が覚めることもあります。でも、なかなか旦那さんの実家を売るなどは大変だと思います。